ギリシア自然哲学の紹介①

高校生だと世界史や倫理、公務員試験を勉強中の方も思想倫理等で学ぶギリシアの自然哲学。
これについて今回と次回の二回に分けて少しだけ紹介したいと思います。
今回は、哲学とはなんだ。という話とギリシア自然哲学の有名人を数人紹介します。

まず、哲学とは人生や世界、事物の根源を神様に頼らずに追求する学問です。
よくわからないので噛み砕いていうと、神話や神様等で説明するのではなく、自分なりの理屈でもって自然に起きる事柄や人間などについて説明する、ということです。
これを今から3000年近く前からギリシアでは考えている人がいたんですね。
ものすごいことだと思います。
では、初期のギリシア哲学でどんなひとがいたのか。今日は4人有名なひとを紹介します。

まず一人目はタレス。
下手な絵が描いてありますが、顔とセットの方が覚えやすいかなあと思い描いてみました。お許しください。
タレスは「哲学の祖」とも呼ばれているそうです。彼はあらゆるものは水からできている、という結論にいたりました。海や川はもちろん、植物や動物、人間もみんな水からできている、と。一言で表すと「万物の根源は水」ということを提唱した哲学の始まりのような人、ということですね。
2人目はヘラクレイトス 。
彼はすべてのものは火のように誕生と消滅を繰り返すため、万物の根源は火である、と考えた哲学者です。同じような意味で万物は流転する、という表現をした哲学者としても有名です。
3人目はピタゴラス 。この人は今も有名なピタゴラス の定理の提唱者です。いわゆる三平方の定理のことです!中学3年生で学ぶ三平方の定理は今から3000年近く前にすでに発見されていた、ということです。
ピタゴラスは有名な哲学者であると同時にすごく優秀な数学者でもありました。
4人目はデモクリトス 。彼はあらゆるものはものすごく小さなモノ=アトム(原子)の集合でできている、ということを提唱した哲学者です。科学の力でそれらを説明できるようになるのはもっともっと後ですが、彼は直感的にそのようなことを感じていたんです。
今では当たり前ですが、当時にその発想がある、ということはとんでもないことだと思います。

今日はここまでです。次回は少し皆さんに考えて欲しい問題を紹介します。お楽しみに

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